サバイバル日和

弱肉強食の世の中を、生き抜くための読書記録が中心のブログです。

今は読まない方がいい? 悲しく残酷な物語。柚月裕子「蟻の菜園」

こんにちは!

書評ブログと呼ぶにはおこがましい、私の読書記録のブログですが、あまり本の核心には触れないように、ネタバレにならないように書いていています。ただし、あまりうまくいってなく、小説の場合は、多少の筋書きは書いてしまっています…。お許しください。

「まったく期待しないで読んだ本に感動した喜び」は捨てがたいのですが、そんな出会いは少ないため、どうしても好きな作家さんを中心に読んでしまいます。

今回もハズレはない作家さんとして選んでしまう、柚月裕子さんの本です。

(保守的な読書ですかね・・・笑)

 

蟻の菜園

【内容】婚活サイトを利用した連続不審死事件に関与したとして、殺人容疑がかかる円藤冬香。しかし冬香には完璧なアリバイがあり、共犯者の影も見当たらなかった。

並外れた美貌をもつ冬香の人生と犯行動機に興味を抱いた週刊誌ライターの由美は、事件を追いはじめる。数奇な運命を辿る美女の過去を追って、由美は千葉・房総から福井・東尋坊へ・・・。

 

容疑者の冬香の過去を追っていくうちに、謎が解けていく王道パターンですが、この本の内容はちょっと重いです。柚月さんのうまさに、話に引きずられつつ、救われない登場人物の物語に、早く読み終わりたいと思ってしまいました。

また、「婚活サイト」「児童虐待」「ギャンブル依存症」「二重人格」・・・、少し現代社会の問題点を詰め込みすぎ感がありました。

 

柚月裕子さんが、策に溺れた本です。