サバイバル日和

弱肉強食の世の中を、生き抜くための読書記録が中心のブログです。

垣谷美雨「農ガール、農ライフ」、話題先行でブームが終焉した?農業女子の厳しい現実と希望

こんにちは!

私、スローライフに、ひそかに憧れを抱いている中年です。そんな田舎暮し的な本を、好んで読んでおり、時たま、妄想スローライフをおくっております。

 

垣谷美雨さん「農ガール、農ライフ」

【内容】派遣ギリに遭った日、32歳の水沢久美子は同棲相手から突然別れを切り出された。5年前、プロポーズを断ったのは自分だったのに。仕事と彼氏と家を失った久美子は、偶然目にした「農業女子特集」というTV番組に釘付けになった。

自力で耕した畑から採れた作物で生きる同世代の輝く笑顔。農業だ!さっそく田舎に引っ越し農業大学校に入学、野菜作りのノウハウを習得した久美子は、希望に満ちた農村ライフが待っていると信じていたのだが…。

 

農業を志す独身女性に対して、日本の特に田舎の鎖国的、農業社会の厳しい、リアルな現実が描かれていて非常に面白い本でした。

彼女に浴びせられる言葉は…

「農業に必要なのは、強靭な体力。女性はムリ」

「有機農業をやろうとしている人はいらない」

「農業をやりたいなら農家に嫁ぐのが一番、独身女性ではムリ」

「どこの馬の骨ともわからないヤツに農地は貸せない」

などなど。現実的にそうなんでしょう。

 

2013年に農林水産省がはじめた「農業女子プロジェクト」

メンバーを見ると、たしかに、農家に嫁いだ農ガールが圧倒的に多いです...。

nougyoujoshi.maff.go.jp

 

きれいごとだけではなく、農業の現実も描かれていた小説で、以前書いたベスト5を更新する必要がありそうです。

www.survival-cafe.com

 

はじめての垣谷美雨さんの本を読みましたが、続けて読んでみたくなる作家さんでした。

ではまた!