サバイバル日和

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「なぜ倒産」23社の破綻企業の敗因を、苦渋の証言から読み解く、失敗の定石

こんにちは!

今回は、ノンフィクション本を読みました。辞書には「ノンフィクション=虚構を用いず、事実に即して作られた作品」とありますが、作者の主観で書かれ、必ずしも、事実に即していない、ノンフィクション本も多く、玉石混交の分野です。

 

「なぜ倒産」

【内容】

ベストセラー誕生から始まった経営者の迷走、大手に真っ向勝負を挑んだ過剰な設備投資、人を育てず急拡大に散った人気チェーンなど、経営破綻した24社の失敗の原因を、現場社員や取引先、経営者本人の苦渋の証言や、登記簿、決算資料から徹底取材した本。

 

【目次】

第1章 急成長には落とし穴がある

・破綻の定石1:脚光を浴びるも、内実が伴わない(3社)

・破綻の定石2:幸運なヒットが、災いを呼ぶ(3社)

・破綻の定石3:攻めの投資でつまずく(1社)

第2章 ビジネスモデルが陳腐化したときの分かれ道

・破綻の定石4  世代交代できず、老舗が力尽きる(2社)

・破綻の定石5  起死回生を狙った一手が、仇(2社)

・破綻の定石6  負の遺産が、挽回の足かせに(2社)

・破綻の定石7  危機対応が後手に回る(4社)

第3章 リスク管理の甘さはいつでも命取りになる

・破綻の定石8  売れてもキャッシュが残らない(2社)

・破綻の定石9  1社依存の恐ろしさ(2社)

・破綻の定石10 現場を統率しきれな(1社)

・破綻の定石11 ある日突然、謎の紳士が(1社)

 

”事実は小説よりも奇なり”などと昔は言ったものですが、今現在は、真実が小説以上なことも多く、死語になった言葉かもしれませんね。ただ、良質のノンフィクションは、娯楽小説よりも面白く、この本はそんな本でした。

 

紹介されている会社は、中小企業が多く、ほとんど知らない会社ばかりでしたが、1社というか、商品については、よく知っているものがありました。その商品、キャラクターは、↓です。

kobitos.com

 

販売が低迷していた弱小出版社が、キモカワキャラ”こびと”のヒットでどうなっていったか?面白いです。また、家の結構近所の会社も紹介されており、あそこ破綻していたんだ…と驚きもありました。

 

平社員の窓際の私は、経営とは一切関わりなく、この本が仕事の役に立つことはないですが、人間ってこんなもんだよなぁと、人の営みの不完全さを知ることは、何かの役に立つのかも知れません。

もちろん、経営や組織運営に携わる方には、おススメの本でした。