サバイバル日和

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私立探偵・沢崎シリーズ。原寮のハードボイルド小説ベスト5。まずは無料の「そして夜は甦る」からお試しを!

こんにちは!

私の好きなハードボイルド小説家、原寮さんの最新作を読んで、イマイチ感があったので、改めて、独断と偏見で、原寮さんベスト5をまとめてみました。

と、言っても原さんの長編小説は5作しかありません…。それも全て、私立探偵・沢崎シリーズです。初めて読まれる方は、もちろん、1位から順番に読んでいくのがいいですね。(あとは短編集が1作あるだけです)

原さんの意図だと思いますが、全ての本の題名は、7文字となってます!

 

第1位:そして夜は甦る

【内容】新宿に事務所を構える私立探偵・沢崎が、富豪の屋敷に招かれて失踪人探しを依頼された。失踪人はルポライターの佐伯。佐伯は富裕な妻との離婚を前に姿をくらましたという。沢崎が調査を開始すると、佐伯が直前まで取材していたと思われる都知事候補暗殺未遂事件の影が、行手に浮かび上がってくる。

 

沢崎の一人称で始まる、私立探偵・沢崎シリーズの第1作。1988年発刊なので30年前の作品です。早川書房の公式サイトで無料で全文掲載されていますので、まずはこれを読んでみて、気に入ったら次に、と読み進めるのがいいと思います。

↓早川書房公式note

https://www.hayakawabooks.com/n/nee0f4056bf5c

 

第2位:私が殺した少女

【内容】まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。沢崎は依頼人からの電話を受け、目白の邸宅へと愛車を走らせた。だが、そこで彼は自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る。直木賞受賞作。

 

1989年発刊の沢崎シリーズ2作目。あまりに面白かったデビュー作と比べても遜色ない。この2作目までは、作者、原さんが、心酔するレイモンド・チャンドラーみたいなハードボイルド小説を書きたい!という思い、勢いで書けた2冊だと思います。この後から、遅筆期に入ります(笑)。

 

第3位:さらば長き眠り

【内容】400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。男の導きで、沢崎は元高校野球選手の魚住からの調査を請け負う。11年前、魚住に八百長試合の誘いがあったのが発端で、彼の義姉が自殺した真相を突き止めてほしいというのだ。調査を開始した沢崎は、やがて八百長事件の背後にある驚愕の事実に突き当たる…沢崎シリーズ第一期完結の渾身の大作。

 

1995発刊の沢崎シリーズ3作目。過去2作品の登場者も多く出てくるため、3冊目に読むことをおススメします。1年以上、沢崎はどこに行っていたのか?探偵の師匠である、渡辺はどうなったのか?第一期完結というにふさわしい内容です。

 

第4位:愚か者死すべし

【内容】大晦日の朝、沢崎のもとを見知らぬ若い女、伊吹啓子が訪れた。銀行強盗を自首した父の無実を証明してほしいという。彼女を父親が拘留されている新宿署に送り届けた沢崎は、狙撃事件に遭遇してしまう。二発の銃声が轟き、一発は護送されていた啓子の父親に、もう一発は彼を庇おうとした刑事に命中した。

 

2004発刊の沢崎シリーズ4作目。3作目から実に9年ぶり。沢崎もいい中年になっているが、ボロい事務所で、調査費以外は受け取らない、ストイックな独自の生き方は変わっていない。待望の1冊でした。

 

第5位:それまでの明日

以下、ご参照下さい。 

www.survival-cafe.com

 

 

順位が、出版順になってしまっているのは、必然なのですが、ご容赦ください。

この遅筆ペースだと、次の続編は20年ぐらい先かもしれません。沢崎も70歳過ぎの老人探偵に。それもまた新たな分野で、面白いかもしれませんね。