サバイバル日和

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柴田哲孝「クズリ」ある殺し屋の伝説。追われる殺し屋が、日本に流れ着いて、悪党と対決する小説。

こんにちは!

久しぶりに、柴田哲孝さんの小説を読みました。最近は、初期のころと比べると、柴田さんが路線を変更したのか、小説の内容はスケールアップしているのですが、登場人物の魅力が、若干薄れているような気がします。

初めに結論を言ってしまうと、これらの作品には届かない娯楽度でした。

 

www.survival-cafe.com

 

と言っても、一気読みで楽しみました。

 

クズリ ある殺し屋の伝説

【内容】クズリの異名を持つ暗殺者が日本に舞い戻ってきた。ウクライナの工作員、違法ハーブ屋の男が射殺され、警察庁外事情報部の中瀬は、犯人と見られるクズリの過去を洗い始める。同じ頃、香港黒組織の殺し屋二人が日本に入国、闇に姿を消す。麻薬とカネをめぐって描かれる外道達の死闘。 

 

クズリは、ユーラシア大陸と北アメリカ生息する、鋭い爪と鋭い牙を持った”小さな悪魔”と言われる獰猛な哺乳類とのこと(日本の動物園にはいないようです)。クズリを主人公とするところは、さすが動物好きの柴田さんです。

参考)クズリ

dic.pixiv.net

 

クズリの英名は「ウルヴァリン」、映画「X-MEN」のヒュー・ジャックマン演じる「ウルヴァリン」は、このクズリから発想を得たようです。

 

本の内容に戻ると、主人公クズリは狂暴の男ではないです。狙われている=生きている証と捉え、自然体でいます。どちらかというと主張もあまりありません。そこが少し、物足りなく感じたところでした。

ハードボイルド好きが、時間があったとき、読む本が無いときに、つなぎとして読むのに、ちょうどいい本だと思います。