サバイバル日和

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熱くて力強い。若かりし野心家だった?村上龍のおススメの娯楽小説ベスト5

こんにちは!

最近の村上龍さんの小説、書きものがあまり面白くないので、かつて、若かったときの、スピーディで、熱くて、いい加減な、娯楽小説をランキングにしてみました。古い記憶となってしまってますが、ワクワクしながら読んだ本です。

 

1位:コインロッカー・ベイビーズ

【内容】キクとハシは生まれてすぐ、コインロッカーに捨てられた兄弟。母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。

 

圧倒的なスピードと破壊力。コインロッカーの扉を破ろうと生きる二人に引きずり込まれる。今の村上龍さんでは到底書けない傑作。

 

2位:五分後の世界

【内容】箱根でジョギングをしていたはずの小田桐は、ふと気がつくと、どこだか解らない場所を集団で行進していた。そこは、5分のずれで現れた、もう1つの日本だった。その世界で日本は、「アンダーグラウンド」と呼ばれる高度な地下都市を拠点とし、人口わずか26万人になってもなお、アメリカを中心とした国連軍を相手にゲリラ戦を戦い続けていた。

 

ありえたかもと思われる世界感、パラレルワールド話があまりにも面白くて、第二次世界大戦で、ドイツと日本が勝利して、アメリカを支配しているSF小説「高い城の男」を、続けて読んだことを思い出しました。

 

3位:愛と幻想のファシズム

【内容】1990年、世界経済は恐慌へ突入。日本でもパニックとクーデターが誘発し、未曽有の危機に、サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」のもとに、学者、官僚、そしてテロリストが結集する。人々は彼らをファシストと呼んだが…これはかつてない規模で描かれた衝撃の政治経済小説である。

 

主人公冬二はハンターで、自然界の摂理「強者は生き残り、弱者は淘汰される」考えに従い、日本を乗っ取り、世界のシステムに闘いを挑んでいく。書名が俊逸です。

  

4位:希望の国のエクソダス

【内容】2002年秋、80万人の中学生が学校を捨てた。経済の大停滞が続くなか彼らはネットビジネスを開始、情報戦略を駆使して日本の政界、経済界に衝撃を与える、一大勢力に成長していく。その後、全世界の注目する中で、彼らのエクソダス(脱出)が始まった。壮大な規模で現代日本の絶望と希望を描く傑作長編。

 

「この国には何でもある。ただ『希望』だけがない」この本に出てくる言葉ですが、この本には希望があります。

 

5位:半島を出よ

【内容】2011年、北朝鮮「反乱軍」を名乗る特殊部隊が来襲し、福岡市中心部を制圧した。日本はこの危機をどう乗り越えるのか?現実を凌駕した近未来日本の現実を描く問題作。

 

本は上下巻あり厚くて躊躇するが、読み進めると、リアリティあるスリリングな展開に、一気読みで、痛快な娯楽作。

 

どれも、痛快娯楽小説です。この本を読んでいた昔、村上龍さんは、同じ苗字の、村上春樹さんに対抗して、あえて暴力的、破壊的な話を書いているのかな…と思ったものです。では!