サバイバル日和

弱肉強食の世の中を、生き抜くため?の読書記録が中心のブログです。

家族を恐れる青年と、家族を求め続けた青年。家族小説「ウズタマ」の読後には塩ラーメン!?

こんにちは。

先日、初めて、額賀 澪(ぬかが みお)さんの本を読んでから、続けてもう1冊をよみました。2冊目もいい本でした。

 

ウズタマ

【内容】周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を控えたある日、唯一の肉親である父親から、謎の通帳を渡される。“誰か”が自分のために、振込を続けてくれていたことはわかったが全く心当たりがなく、唯一の真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。そうなって初めて周作は、父や自分の過去を詳しく知らないことに気が付く。その“誰か”を探し始めた周作は、25年前のある傷害致死事件にたどり着く。

 

本の表紙”うずらの卵が乗った塩ラーメン”と、書名の「ウズタマ」から、料理小説?と思いきや、序章はサスペンス小説的に始まります。泣き叫ぶ幼い息子、血を流し床に倒れる妻…。ハラハラの展開は一転、やるせない過去と現実が明らかとなり、ほんのりと温かい展開で終わります。

額賀さんは、まだ新人ですが、うまい小説書きますね。

料理小説ではなく、人と人との結びつきを描いた家族小説ですが、この本を読んだ多くの人が、読後に「サッポロ一番塩ラーメン」が食べたくなると書いてます。ひねくれ者の私はというと…もちろん、食べたくなりました(笑)。そういえば、ずいぶん食べていないですね。