サバイバル日和

弱肉強食の世の中を、生き抜くため?の読書記録が中心のブログです。

吉田修一の産業スパイ小説「太陽は動かない」「森は知っている」読了。続編が楽しみです!

こんにちは!

本を読んでいると、よく読む作家とか、分野が結構決まってくるものです。お金を払って知らない作家の本を買って、「まったく面白くなかった…お金もったいなかった…」「最後まで頑張って読んだけどイマイチだった…」などよくあります。

そんな経験を繰り返していると、結構、読む作家やジャンルは偏りがちになります。

今回読んだ、吉田修一さん、実は私は初めてでした。「いまさら!」と思われる方もいると思いますが、好きな作家に出会うことも乱読の楽しみの一つですのでご容赦を。未読の作家は多いため、まだまだ楽しみは尽きません。(老眼との闘いですが・笑)

 

初の吉田修一さんは、面白かったです。

主人公、鷹野一彦は、AN通信という日本の産業スパイ情報組織に属しています。AN通信の成り立ちは、一部しかわからず全容は謎ですが、諜報員は敵に捕まって情報が漏れないように、胸に小型爆弾を仕込まれ、毎日正午に連絡を入れないと爆弾が爆発するようになっています。ただし、35歳になったら爆弾を解除され、何でも希望のもの1つと、自由を与えられるという設定です。

敵味方も入れ替わり二転三転するストーリー、スピード感、スパイ達の騙しあいなど、冒険小説にハードボイルドがミックスされた小説ですが、何よりも、主人公鷹野一彦が人物設定がいいです。

続けざまに、鷹野の生い立ちを描いた第二作を読み、続編の第三作もすでに発売されていることを知りました。(次回読む予定です)

ただし、吉田修一さんが好きになったのかというと、まだ何とも言えません。少なくとも、産業スパイ・鷹野一彦シリーズは、読む価値がありました。続編を待つシリーズものが、また1つ増えました。では!

 

太陽は動かない

【内容】ベトナム新油田開発の利権争いの渦中で起きた、日本人射殺事件。産業スパイ組織AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡とその背後関係を探っていた。目的は機密情報を入手し、高値で売り飛ばすこと。商売敵のデイビッド・キムと、謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグル過激派による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された。機密情報とは何か?最後に巨万の富を得るのは誰なのか?息詰まる情報戦が始まった!

 

森は知っている

【内容】南の島で知子ばあさんと暮らす、17歳の鷹野一彦。体育祭に興じ、初恋に胸を高鳴らせるような普通の田舎の高校生活だが、その裏では、ある諜報機関の過酷な訓練を受けている。ある日、同じ境遇の親友・柳が、一通の手紙を残して姿を消した。逃亡、裏切り、それとも?その行方を案じながらも、鷹野は訓練の最終テストとなる、初ミッションに挑むが。

 

参考)最近作「ウォーターゲーム」まだ未読です。