サバイバル日和

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伊坂幸太郎(殺し屋シリーズ)最新刊AX読了。前作からのユーモラスで、個性的な殺し屋達をご紹介

こんにちは!

ここのところ、ブログの更新は滞りがちですが、本だけは継続して読んでいました。先日やっと、伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ、最新作「AX アックス」が読めました。"AX=カマキリの斧"とのこと。

殺し屋シリーズは、「グラスホッパー」「マリアビートル」と続き、「AX」で3作目になります。どの話もユーモラスで個性的な殺し屋が主人公です。最新作の「AX」は、恐妻家で家族思いな、凄腕の殺し屋「兜」の物語です。

 

今回は、殺し屋シリーズに出てくる個性的な業界人(殺し屋)の何人かを紹介してみます。

AX

 

「兜」業界でも一目置かれる殺し屋。しかし極度に妻を恐れる恐妻家。高校生の一人息子を心から愛している。普段は文房具メーカーの営業社員。脅威的な身体能力が武器。業界から足を洗いたい。

「医師」兜の裏家業の仲介役。都内のオフィス街に診療所を構える医師。カルテに標的の情報を記し、兜とは医療用語に偽装した符牒で仕事のことを話す。「手術」は殺害する行為をさし、「悪性腫瘍の除去」は、殺し屋を殺害すること。冷酷。

 

マリアビートル

 

「檸檬」檸檬とコンビの殺し屋。「機関車トーマス」をこよなく愛し、キャラクターカードや、シールを常に携帯している。何にでも、トーマスに出てくるキャラクターに例えて話をする。「機関車トーマス」を知っていると、おかしさが倍増です。)殺しの腕はいいが、ちょっと抜けている。

「蜜柑」檸檬とコンビの殺し屋。論理的で文学好きの殺し屋。檸檬から、トーマスの話を聞くが、まったく覚えられない。

「スズメバチ」 男女二人組の殺し屋。毒針を使う。

「七尾」ツキのない殺し屋。業界では「天道虫」と言われている。首を折って殺す。

 

グラスホッパー 

 

「鯨」自殺専門殺し屋。「鯨」の名に相応しく大柄で、彫の深い陰鬱な目をしている。彼と対面した人間はなぜか死にたくなる。愛読書は、ドストエフスキーの「罪と罰」で、それ以外は読んだことがない。自殺させた人間が幻覚のように現れ、話しかけてくるため、幻覚と現実が曖昧になりつつある。新宿区内の公園で"ホームレス" 生活をしている。

「蝉」ナイフを巧みに扱う殺し屋。ナイフの扱いだけでなく格闘術にも優れる。痩身で猫のように機敏な茶髪の青年。哲学的死生観を持ち、口が悪く蝉のように喧しい。

「槿」(アサガオ)押し屋と思われる男。妻と2人の息子がおり、システムエンジニアを名乗る。押し屋=人の背中を押して、車や電車に轢かせて殺す殺し屋。

 

個人的な面白さの順位は、「マリアビートル」>「グラスホッパー」>「AX」 です。殺し屋の話ですが、殺伐とせずに、コミカルに読めるところが、伊坂幸太郎さんの本のすごいところだと思います。どの本も時間を忘れて一気読み必須です。では!