サバイバル日和

弱肉強食の世の中を、生き抜くため?の読書記録が中心のブログです。

読み返したくなる椎名誠の青春5部作。作家「椎名誠」「本の雑誌社」誕生の物語。

こんにちは!

今回は、私が一時期ハマっていた、椎名誠さんの本の紹介です。

椎名誠さんは、非常に多作で、今も沢山の本を書き続けています。私は、学生時代に知って、その頃出版されていた本は、ほとんど読破していたのですが、今は若干飽きてしまったのか、私が年をとったのか、あまり読むことは無くなりました。

ただし、今回ご紹介する本は、今でもたまに読み返す、若き椎名誠さんの私小説的青春本です。

 

「哀愁の町に霧が降るのだ」

青春小説の名作です。この本を読んで、椎名誠さんにハマった人は多いと思います。この本と、あとに続く「新橋烏森口青春篇」「銀座のカラス」が、本来は青春3部作といわれています。時代背景は60年代ですが、青春本なのでまったく古く感じない(笑)。

【内容】

 江戸川区小岩のアパート「克美荘」。昼でも太陽の光がささない、暗く汚い六畳の部屋で、脚本学校に通い、小さな雑誌社でアルバイトをしている椎名誠、大学生の沢野ひとし、弁護士をめざす木村晋介、唯一の給料取りのイサオ、4人の悲しくもバカバカしく、ひたむきな青春共同生活。終盤、みんながそれぞれの道を歩き出すところは、ちょっと寂しいです。

 

「新橋烏森口青春篇」

ハチャメチャな生活から、社会人になっていく椎名青年。会社の理論と若さの反発心で葛藤します。個性的な先輩達、友情あり、恋愛ありで、特に新社会人にはおススメ。あの頃はオレも青春だったなぁと思い出し笑いかな。

【内容】

23歳の椎名青年は、偶然見た新聞の求人広告で、友人たちとの共同生活とアルバイトの日々に別れを告げて、小さな業界新聞社に編集者として入社した。そこで出会った怪しく個性的な人達。そして、淡い恋の挫折と一人の女性との決定的な出会い。明るくておかしくて、でも少しかなしい青春を描いた〈愛と勇気と闘魂〉の自伝的青春小説。

 

「銀座のカラス」

主人公は「松尾」という名前だが、椎名誠さんの自伝的私小説。朝日新聞での連載小説でした。前2作と比べて、熱さが若干トーンダウンした感じは、椎名青年が大人になっていくからでしょうか。社会人として成長していく姿が描かれています。会社は新橋から銀座に栄転。

 【内容】

松尾勇は小さな業界新聞社のサラリーマン。勤め始めて約一年の新米編集者だが、前任者が突然退社した為に、なんといきなり編集長に。といっても部員は自分だけ。経験がない上に部下もいない。松尾の抱腹絶倒悪戦苦闘の日々の始まり。

 

「本の雑誌血風録」

あの「克美荘」の仲間達が帰ってきた。仲間達との「本の雑誌社」起業物語。今は作家の群ようこさんが、社員第一号でした。

【内容】

椎名誠の業界新聞社に、目黒孝二が入社してくるが「毎日、通勤していたら、本が読めなくなる」と、3日で会社を退職してしまう。目黒は、読んだ本の感想を「目黒レポート」にして、友人に渡していた。それがおもしろくて、レポートを読みたい人が増え、やがて、ミニコミ誌とり、さらに読者が増え、正式な雑誌となっていく。

 

「新宿熱風どかどか団」

椎名誠がついに脱サラし、マスコミの世界でどんどん仕事を広げて行く。時代バブルで、椎名さんと同様にイケイケでしが、もう青春は終わってしまった感じです。

【内容】

「本の雑誌」は創刊4年目。発行部数2万部、社員1人。椎名誠は35歳、ついに脱サラし、物書きとして独立した。体当たりルポの連載、憧れのホテルカンヅメ初体験、初のサイン会と刺激的な毎日が続く。目黒考二は社長に、木村晋介も事務所を持ち、沢野ひとしは……またも逃亡。おなじみ「本の雑誌」メンバーたちの、夢に燃えたおかしなおかしな熱血どかどか人生が始まった。

 

久しぶりに読んでみるかな…。ではまた!