サバイバル日和

弱肉強食の世の中を、生き抜くための読書記録が中心のブログです。

料理が人の心を解く!「佳代のキッチン」と、原宏一さんの小説ベスト5!!

こんにちは!

作家、原宏一さんの小説が好きです。ユーモアの中に風刺が盛り込まれており、ホッコリとしつつも、人間の悲哀が描かれていたりします。

また、料理や料理人を主人公にした小説も多く、読んでいるとお腹が減ってきて、まさに空想を書き立ててくれます。そこで今回は、私が読んだ、原宏一さんの小説ベスト5を、紹介させていただきます。

 

1.佳代のキッチン

【内容】

失踪した両親を探すため、軽ワンボックスカーの荷台に、コンロ、流し台、冷蔵庫などの厨房機器を据え付け、お客さんがもってくる食材で料理をつくる「移動調理屋」を始めた佳代の物語。佳代のこだわりは、料理にはその土地の湧き水を使うこと。

全国各地で両親の足跡をたどりながら、失踪の謎を追っていきます。実はかなり昔に読んでいたのですが、続編が出ていることを最近知って読み直しました。人のつながりや、食の大切さが描かれており、料理をまったくしない私でも楽しめました。

 

続編は2,3と刊行済みでした。これから読みます。

 

2.握る男

【内容】

16歳で寿司屋に弟子入りしたゲソ。一介の鮨職人から外食産業の帝王に成り上がるゲソの一代記。

寿司職人なので「握る」話かと思いきや、人心掌握、読んでいる人の心も握って離さないです。原宏一さんの小説では、めずらしく、ほっこりはしないストーリー。ただ、実際の外食業界には、食肉の帝王と言われる人もいたので、ダークな側面がある世界なんでしょうね。

 

3.ヤッさん

【内容】

グルメな銀座の ホームレス、ヤッさんが、難事件を次から次へ解決していく痛快連作短編集。

2016年に俳優、伊原剛志さんが主役で、金曜夜8時のドラマにもなりました。人気シリーズとして、今も継続しており、「ヤッさんⅣ」が最新刊となっています。

 

4.ファイヤーボール

【内容】

家族も顧みずに、一心に働いてきた咲元は、社内抗争に巻き込まれ窓際部署に左遷。家庭でも疎んじられ、妻から押し付けられて出た町内会では「今より十倍盛り上がる祭り」を企画することに。果たして祭りは実現できるのか。バラバラだった家族はどうなるのか。とびっきり熱い感動の長編小説。

 

私も熱くなれるものを求めて、仕事そこそこで、格闘技にハマっていた時期があり、非常に楽しく読めました。ホントは仕事で熱く燃えるのがいいんですがね…。

 

5.東京箱庭鉄道

【内容】

フリーターの妹尾順平が、謎の老紳士に頼まれたのは、400億円で東京に鉄道を敷くことだった。技術も知識もないのに、どうやって?戸惑いつつも、辣腕な女友達、親分肌の国鉄OB、挫折した元ラガーマンと、個性的な仲間の力を借り、奔走する日々が始まる。果たして、夢の一大プロジェクトは成功するのか!?

 

おそらく実際にあった鉄道の黒歴史がベースになっているようです。映画「七人の侍」や「荒野の七人」のように、寄せ集め集団が、目的に向かってもの好きです。

 

原宏一さんの小説、他にも面白いものが多いです。ではまた!