サバイバル日和

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金、利権に群がる亡者達のバトルロイヤル。黒川博行の「疫病神シリーズ」は、ハマリます!シリーズ全巻ご紹介。

こんにちは!

黒川博行(くろかわひろゆき)の「疫病神シリーズ」最新刊、「喧嘩(すてごろ)」を読みました。

「疫病神シリーズ」は、さえない建設コンサルタント(実は肝が据わっている)二宮と、武闘派”イケイケ”ヤクザ、桑原の凸凹コンビ(お互いに疫病神と思っている)と、金に群がるワル達のバトルロイヤルの話です。舞台は大阪。スピーディな展開と、軽快な関西弁が、時には、腹黒い狸親父達にぴったりです。

今回は、物語の展開順にご紹介させて頂きます。

 

黒川博行の「疫病神シリーズ」

「疫病神」

◆内容◆

建設コンサルタント二宮が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者達。なりゆきでコンビを組むことになったのは、武闘派ヤクザの桑原だった。

 

二宮は、建設コンサルタントといっても、実際はサバキの仲介を生業としています。 (サバキ・・・建設現場などで、工事をする際に嫌がらせをされないように事前にヤクザに依頼し 、他のヤクザに嫌がらせをされないようにすること)

 

「国境」

◆内容◆

二宮と桑原の「疫病神」コンビは北朝鮮に飛んだ。二宮は重機の輸出で、桑原は組の若頭がカジノ建設の投資話でそれぞれ詐欺に遭い、企んだ男を追ってのことだった。平壌に降り立ったふたりだが、そこには想像以上に厳しい現実と監視が待っていた。

 

北朝鮮の描写は非常にリアル。疫病神コンビは北朝鮮で暴れられるのか?2人の悪態の言い合いは最高です。

 

「暗礁」

◆内容◆

桑原に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた二宮。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。桑原は運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた。

 

話は実際に起きた、佐川急便事件がベースとなっています。

 

「螻蛄」

◆内容◆

信者五百万人の宗教法人。その宗宝『懐海聖人絵伝』をめぐるスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、二宮と桑原。巨大宗派の蜜に群がる悪党どもは、腐敗刑事、新宿系極道、怪しい画廊の美人経営者。金満坊主から金を分捕るのは誰か。東京まで出張った最凶コンビの命運は?

 

「破門」

映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出る。直木賞受賞作。

 

「喧嘩」

◆内容◆

二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。大阪府議会議員補欠選挙での票集めをめぐって麒林会と揉め、事務所に火炎瓶が投げ込まれたという。麒林会の背後に百人あまりの構成員を抱える組の存在が発覚し、仕事を持ち込む相手を見つけられない二宮はやむを得ず、組を破門されている桑原に協力を頼むことに。選挙戦の暗部に金の匂いを嗅ぎつけた桑原は大立ち回りを演じるが、組の後ろ盾を失った代償は大きく、桑原危うし。

 

シリーズとして続きが読めるのが嬉しいです。読んだ人は「疫病神シリーズ」の新刊を待つ楽しみが増えますよ(笑)。ではまた!