サバイバル日和

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ハードボイルド作家、稲見一良(いなみ いつら)の猟犬探偵シリーズはおススメですが、続編が読めないのが残念です。

こんにちは!

先日、ハードボイル作家の原寮(はらりょう)を、紹介させて頂きましたが、もう一人、良い作家を思い出しましたので、引き続きハードボイル路線で。

 

稲見一良(いなみ いつら)

残念なことに、もう亡くなられてます。以前、ご紹介させていただいた、風間一輝と一緒で、非常に残念です。冒険小説やハードボイル小説は、ある程度の人生経験がないと書けないため、中年以降の作家が多いからですかね・・・。

1931年生まれ。映像企画制作会社のプロデューサーをしていた、1985年の54歳のときに、肝臓癌の手術を受けたが、全摘ができないと分かると、生きた証として小説家活動に打ち込むと周囲に宣言。1989年が本格的な小説家デビューです。その後、数々の賞を受賞しましたが、1994年に、わずか9冊を残して癌のために亡くなりました。

代表作を紹介させて頂きます。

 

猟犬探偵

【内容】

「竜門猟犬探偵舎」に奇妙な依頼が舞いこんだ。動物プロダクションから傷ついた一頭のトナカイとともに一人の少年が失踪、その行方を追ってほしいというものだった。竜門卓(りゅうもんたく)は、相棒の猟犬ジョーを連れ、その臭跡を辿りながら有馬の山中へと分け入るが…。心優しきアウトローたちが自らの信ずる掟に従って、怒り、笑い、涙する、心温まるハードボイルドの珠玉4編。

 

セントメリーのリボン

【内容】

竜門卓の事務所に、盲導犬の行方をつきとめる仕事が舞いこんだ。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつく。優しく、誇り高い男たちの人間模様を描いた5編。

 

相続した広大な山林の中にある、竜門の家を訪ねてくるのは、一癖も二癖もある依頼人ばかり。この猟犬探偵シリーズが、わずか2冊で終わってしまったのは残念です。

 

ダック・コール

【内容】

石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、微睡むうち、鳥と男たちについての六つの夢を見た。絶滅する鳥たち、少年のパチンコ名人と中年男の密猟の冒険、脱獄囚を追っての山中のマンハント、人と鳥と亀との漂流譚、デコイと少年の友情などを。ハードボイルドと幻想が交差する異色作品集。第四回山本周五郎賞受賞作。

 

男は旗

【内容】

動かなくなった船を利用したホテル〈シリウス号〉は、心優しきアウトローたちの溜り場だった。しかし、経営難から悪辣なギャングたちに〈シリウス号〉が買取られる当日、船はひそかに朝まだきの海を出航した。目指すは財宝の眠る宝島だ!。

 

稲見一良が描きたかった、胸が躍る大人の冒険活劇が本ばかりです。

 

参考)

ダックコール

カモ猟をする時に使用する、カモの鳴き声の笛。カモをおびき寄せるために使用する。

 

デコイ

狩猟で囮に使う鳥の模型。